気分屋オタクの独り言

趣味が多すぎて収集つかないオタクの日々

舞台はナマモノ。

※ジャニーズの話ではありません。



ミュージカルテニスの王子様(通称テニミュ)は15年程の歴史を誇る2.5次元作品の先駆けの作品です。

私も自分にとって思い入れの深い作品です。最近は公演に足を運ぶことも無かったのですが、新しいキャスト(俳優)や公演が決まると「どんな感じかな?」と気になってニュースを読んだり、知り合いのミュクラ(テニミュのオタク)から情報を聞いたりしてました。


舞台は日々変化する。何が起こるか。ナマモノだからわからない。


そのテニミュで舞台からテニスのラケットが飛んで、観客にぶつかるという悲しい事件がありました。運営(正しくは興行会社)のスタッフさんの対応が悪いのは昔からなのですが、今回ばかりは初動が悪かったなぁという印象。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000039-it_nlab-ent


「ラケットは人を傷つけるためのものじゃない‼」by手塚国光


舞台でラケットや小道具が飛んだりすることは結構あるのですが、大体が舞台上に落ちて観客席に落ちることはほとんど無いと記憶してます。テニスボールが舞台から転がり落ちるという出来事が、13年位前に2代目氷帝戦であったぐらい?

バギーホイップショットの応用形のショット、という強い遠心力と腕の回転を使った動きなので、ラケットが飛んでしまう恐れは充分にあったと思います。テニミュに出演が決まったキャストはほとんどがテニス初心者なので、公開前にテニスの合宿をして、それを毎回の公演シーズンにもやってます。そこでラケットの取り扱い方法について学びます。

なので、事故が起きたことがびっくりしました。だけれども、あり得ないことではないんですよね。どこのコンサートや舞台だってあり得る。

コンサートでも、舞台から投げられたサインボールや銀テで観客が怪我をすることだってある。

ただ、今回のテニミュでの出来事、被害に遭った人は結果どうなったのかどこにも出てません。もしかしたら、作品を大切に思ってるファンなのかな?と思いました。私だったら怪我はもちろん嫌ですが、あまり騒ぎを大きくして公演に響かないようにしたいです。大好きな公演ですし、今までの出演者から繋いできたラケットをここで途絶えることにはしたくない。こういう風に思うの、ちょっとおかしいですよね?今ではすっかりご無沙汰してますが、私が「柳浩太郎」と出会った舞台であるから。後輩たちにはこれからも頑張って欲しいです。大好きな、私の青春が詰まった作品を。