気分屋オタクの独り言

趣味が多すぎて収集つかないオタクの日々

ゴジラが日本にやってきた日。

今週のお題「映画の夏」


映画「シン・ゴジラ」鑑賞

予告編
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私の家にはゴジラシリーズ全作あります。親がゴジラなどの特撮ものが大好きで、私も小さい頃から何度もゴジラを観に行ってました。

そして今回、2016年公開の新しいゴジラ。「シン・ゴジラ」。公開初日に観に行ってきました‼そして今日、2回目を見てきました。
両方とも全席満席でした。開演前の会話を盗み聞きしたところ、往年のゴジラファンから監督ファン(エヴァファン)まで様々な観客がいました。初日だけでなく、公開から2週間たった今日の回も、同じようなお客さんがいました。そして、私のような2回目、3回目の観客。


この映画は、色々な感想や意見がブログで散見されます。
確かに、監督の影響もあるのでしょうがエヴァに似ている箇所が随所に出ています。これはファンにとってはうれしいことかもしれません。「新作の公開まだ・・・?」と首を長くして待っているファンが足を運びたくなるほど。
けれど、私はこの作品は「東日本大震災」と1番最初に公開された「ゴジラ」、そしてたくさんの映画人・俳優人に対して捧げられたものだと感じました。

劇中で、「この国はまだまだやれる」と主人公が言う台詞があります。ゴジラによって放射線を浴び、壊滅的な被害を受けた東京。その復興に対しての言葉ですが、私には「この国はまだまだ頑張っていけるんだ」「まだまだ未来に向かって力強く立ち上がれるんだ」とも聞こえます。

この映画はまさに「日本」と「ゴジラ」の戦い。アメリカなどの諸外国は「人類の叡智」=「核」によってゴジラを消滅させようとしますが、最終的に日本人が対ゴジラの兵器を開発し、氷結します。

先日、第1作である「ゴジラ」を鑑賞しました。白黒で、映像もそれほど良い画質ではない。けれど、戦争の影が残っている風景、人々の心。その陰影がこの作品に良い味を出しているな、と見るたびに思います。この作品は、地上波で放送してくれないかな・・・。ほんとに日本映画の最高傑作だと思う。


そして今年の「ゴジラ」は第1作には及ばないですが、強いメッセージ性とオタクにはたまらない要素が満載の作品です。



この2016年のゴジラはまだまだ公開は続いています。まだ見ていない人はぜひ観てください。後悔はさせません。